「沖縄研修旅行」私は3回目になります。
今回の目的は、オーガニック琉球ヘナの畑の現状視察と工場の製造見学。さらに、メインはレイ企画の中村はるみさんに、とっておきなお話を伺い皆様にお伝えしたいう趣旨がありました。これだけへナ市場が賑やかになってきて、誰もが何
を選べばいいのかわからないという疑問をもったと思います。一般的にみてパッケージや説明文だけ見ても、オーガニック、エコサート認定など何を基準にしていいかわからない、飽和状態だと思います。正直ジアミン入りのヘナや粗悪な商品でないのであれば、100%ナチュラルヘナならば外国産でも国産でも同じヘナでしょと思われると思いますが。ならば何故、私は国産のオーガニック琉球ヘナを選んでいるのかというと、それは野菜を選ぶようなもので、明らかに違うその粉体や香り品質と、生産者様がわかる生産行程、葉の洗浄と発色の色。それと社長の中村はるみさんの存在。一本の苗木から始まった情熱が商品に宿って、それが私にも伝わっているからだと思うのですよね。大きな販売戦略もSNS宣伝もかけない、それでも口コミで広がっていますが、琉球ヘナ大好きな私達美容師仲間が、中村社長の言葉をお届けしたいと思い改めてお話をうかがってきました。(以下抜粋)
今、巷では国産の素晴らしい銘柄や商品、神社仏閣までもが何者かのちからでどんどん破壊されています。沖縄で生産、地域の活性化にも繋がる尊いヘナを、私達と使ってくださる皆さまで守っていけたらと考えます。
・ヘナとの出会いを教えてください。
中村「ヘナとの出会いは、そもそも20年前くらいなんですけれども、そもそも私が化学染毛剤とパーマ液のアレルギーをもっていました。そのさなかにヘナとの出会いがあって。私のようにアレルギーで悩んでいる方がいるんじゃないかなと思っていた時に、たまたまある方から「もしヘナに興味があるんだったらプレゼントするよと言われてものすごく嬉しくて小さな苗木をいただきました。ある方の畑を借りてすぐに栽培を開始して、私にヘナの苗木が来るという事は他にも植えてる方がいて、その方達をいろいろあたって、まずどれくらいの量を植えているのかとか見ながら、私は私で栽培を開始したという経緯があるのですけれども、海外からの苗木を見た瞬間、ヘナをいう神秘的な植物が魔法の木のように思えて、簡単には栽培はできないなというおもいを込めてちゃんとした土壌をさがして植え始めました。
・沖縄ではすでに誰かが栽培されていたのですか?
中村「はい、いらっしゃいましたが、私のように粉末にして商品化していた方はいなかったので。私にくれた方はミキサーで破砕してそれを髪に塗ってオレンジに色に染めていた(生葉染め)私もそれは体験してみたが、流通する大変さとしっかり染まらないという事がわかったので、それはやめて。手がかかるかもしれないけれど、ちゃんとしたパッケージに入れて、全国の皆様にお届けできるような商品開発をしようと思って研究に入りました。まず私が色んな事を調べながら作り上げてきたんですけれども前例がない国産のヘナだったのでかなりの苦労はしましたね。
・一番思い出深い苦労話を教えてください。
中村「農家さんに植えてほしいと最初にお願いした時に、ヘナは雑草のように伸びてはいくんですが、食べ物ではないしだんだん横広がりにはなっていくし、畑では邪魔なんですね。すると、コレ切り倒していいのか?とかいわれるので、ちょっと待ってください。これからちゃんとモノになるのか農家さんが潤っていくのか、いい商品としてできあがるのか、ちゃんと研究していきますが、今まだ途中だからまだ置いといてください。と言う事で、第一回目の沖縄県の工業技術センターが(うるま市)にあるのですがそちらを借りて、乾燥させて粉砕させて、そして自分の頭を実験台にして染めてみたらしっかりとした色に染まる色が出たので。これだったら農家さんに植え続けてもらえるなと思って、納得してもらい農家さんに了承してもらい今に至ってはいます。
始まりは、20年まえにもらって、まる19年になるかな。でもその前に色んな方達に植えてる方がいたので聞き取り調査して、どこで手に入れたのか、元々沖縄にあるのは原種ではないんですよ。他の薬草などと一緒に持って帰ってきたということを皆さんおっしゃっていたんですね。それから始まってあちらこちらで広まっていました。ヘナは研究所を借りて、3年くらいで商品化できたのですが、実験をして沖縄県の地元の新聞社を呼んで無料で苗木を配りたいと。まずは沖縄全土でオーガニック栽培をしている、自然農法である農家さんこれが基本なんですけれども、だから最初から農薬をつかっている畑さんはお断りして、有機栽培をしている農家さんだけを100名位集めて無料で配布して、それぞれの土地で植えてもらったという感じなんですよ。
その中で私に苗をくれた方は名護で苗木を育てていて名護の親木を育てている方の畑を見ると酸性土壌だったので、ひょろひょろと上には伸びているけれど横には広がらないというのは、当初からわかっていて何がそうさせているのかがわからなかったんですね、100名以上の方に植えてもらって育ててもらって暁には私が全部買い取りますとお約束をして畑を貸してもらった状況だったんですね。一年経ってみると北から南、成長の差が沢山出てきたんですね。それはどういうことなのかと土壌を調べたところ、沖縄の以北の方は酸性の土壌(パイナップルなど育つ)でヘナは葉のつきが悪いという事が分かったので。そこで全部買い取って、南部の方はふさふさと生い茂っていたので、シマジリマージュとかジャーガルというまぜこぜの土壌(アルカリの土壌)なんですね。北部ではなく、イトマンの方で栽培しています。
沖縄でもやはり、土ほこりとかミノムシとかが葉についているんですね。でもね、そもそもヘナは虫たちがこのんで食べる葉ではなく、あくがあるんですよ。葉に穴があいている様子がないんです。でもそれでもオーガニックだからと言って綺麗なのかと、汚れを綺麗に洗い落とさないと、ヘナの有用成分が最大発揮されないと直感で思ったので、最初の研究の段階から洗うという事は当たり前にやっていました。収穫してくれた農家さんから引き取ったらこれを、自社工場で最低3~4回はタライを変えて流し水で洗って、その後に低温乾燥機で乾燥して分別して粉砕して。まぁとにかく手がかかる商品ですね。本来、世の中に出回っているヘナというのは、私のように神経質に作ってるものではないものが多いのですが。ただ、私が人様の頭皮につけるものを汚れも落とさないで作るという事が気持ち悪くて。自分が満足いくものしか作らないという趣旨で、この工程で20年やってきているというところですね。
琉球藍の栽培経緯をお聞かせください。
中村「どうせだったら、古くからある琉球藍をつかえないかなと考えました。苦労と言えば、琉球藍の農家さんは泥染めとかそういう工芸にしか藍を使ってなくて(泥藍)絹とかに染めるようにしかやってなかったので、それを白髪染に研究開発するので少し分けてもらえませんかと言った時に、ほとんどの方に断られました。邪道というんですか。何故そんなことするの?と。沖縄県の研究所の方が手助けしてくださった経緯もあり、その方が同行して農家さん達を説得してくださったという経緯もあり、少しずつ出してくださるようにもなり研究がちゃんと終わり製品化にこじつけという感じですかね。琉球藍は8年くらいまえですかね。」
以上、中村社長様より、貴重なお話をうかがいました。ご自身が使うからこそ気になる視点、葉を洗うという行程ですが、おそらく皆様は当たり前にどのヘナもやってる事と思ってるのだと思うのですね。しかし、現実には面倒くさいこのこの行程に必要性を感じない現場もあるという事なのかはわかりませんが。私は自分の目で見てきた工場で洗っているオーガニック琉球ヘナとタデアイが1番の推しになってしまうんですよね。きっと初のお客様がどなたもおっしゃる「においが全然違う。抹茶みたい。気にならない!」という言葉に現れてるのだと思います。しかし、良い物はコストが高いこれがネックですが,できるだけ使い方を絞って挑戦していきます。

このinterviewを、オーガニック琉球ヘナユーザーの皆様が読んで下さったら嬉しいです。
因泥でした。
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